Daydreamまとめ(新規VR開発者向けに他VRと比較)
日本時間で2016年10月5日の朝1時頃にGoogle I/O 2016がありました
僕はDaydreamが目玉かと思ってたんですが、意外にもGoogleHomeやら別の製品の発表が多くてびっくり!
でも僕はやっぱりDaydreamが一番興味があるので僕なりにまとめていきます。今後の開発も見据えて
Daydreamとは
そもそもDaydreamってなんだろう?
意外と答えづらいですよね。多少語弊があるかもしれませんが簡単に説明します
DaydreamはGoogleが提供するVR向けのプラットフォームです
ここで言うプラットフォームとは → ヘッドセット、コントローラ、開発環境、VRホーム画面など(コンテンツは他の会社も作る)
つまり、「Daydreamを試したい!」って人は、
1. Daydreamが要求する水準を満たす高性能Android端末(現在はPixelのみ。あとはまだ未発売のPHAB2 ProとかGalaxy Note 7あたりも要求を満たすと思われる)
2. Daydream View(ヘッドセット)
3. Daydream用コントローラ
の3つを揃える必要があります
ハードウェア
まずはヘッドセットとコントローラ
こんな見た目らしい
使うときはスマートフォンを挟んで使う(画像ではPixel)
そしてコントローラ
このコントローラが割と優れもので、いろいろ値がとれるっぽい(多分ジャイロかな?さすがにヘッドセットからの相対座標は出せないかと)
それにちゃんとボタンとタッチパッドもついてるし、収納できるの割と便利
ヘッドセットの値段は79ドル(8,000円ちょっと)。11月発売らしい
ソフトウェア
これはまだ謎が多い。僕の想像によりますが、おそらく新しいAndroidOSにVRモード(アプリかもしれない)が追加されるて、それを使うとVR用のホーム画面がスマートフォーンに表示されるんじゃないかな
そしてアプリはGooglePlayでダウンロードして遊ぶ
多分こんな感じになると予想。GearVRと同じ感じかね
他VRと比較(新規開発者向け)
とりあえずVR系のアプリを作ってみたいけど、どれ向けに作れば良いか分からない!
という方多いんじゃないでしょうか?かくいう僕もその一人です
なんたって今は、GearVR、Daydream、Cardboard向け、PC向け(Oculus、Viveなど)と選択肢は様々です
なのでまずはこれらを比較するために、それぞれの特徴を簡単に表にまとめてみました!
(注)僕の予想がかなり入ってます
機種 | 体験しやすさ | VRの品質 | コントローラ | アプリ数 | 価格 | これからの普及 (予想) |
---|---|---|---|---|---|---|
GearVR | ◯ | ◯ | 無 | ◎ | 中 | ◯ |
Daydream (予想) |
◎ | ◯ー | 有 | ◎ | 中 | ◎ |
Cardboard向け | ◎ | △ | 無 | ◯ | 低 | △ |
PC向け | △ | ◎ | 有 | ◎ | 高 | ◎ |
ここでどれを選ぶか考えるためにいままでの技術を振り返ってみます
ガラケーの時代から日常生活では、多機能で仕事ができる端末+携帯できる端末、この2つが広く利用されています。VRが出てきたからといってこの形はしばらく変わらないと思います
もちろんタブレットやスマートウォッチなども最近見ますが、PC→タブレット、携帯端末→スマートウォッチと姿を変えようとしているだけで必要とされるのは本質的には上の2つです
これをVRに当てはめれば、多機能なPC向けVRと携帯しやすく普及が見込めるVR、この2つが今後のVR界で重要な役割を担っていくのではないかと思います
じゃあ、携帯しやすく普及が見込めるVRって何?
これはDaydreamかGearVRが今のところ濃厚です。ただ、GearVRはGalaxyにしか対応していないです。特化している分性能は高いのですが、普及という意味では×
それに対して、メーカーを選ばないDaydreamはより普及しやすいです
VR品質に関しても時間の問題で、スマートフォンのトラッキング技術の向上や、アプリの最適化が進められれば進められるほどGearVRとDaydreamの性能差は埋まっていくでしょう
また、Daydreamにはコントローラがあるという点も非常に大きいです。ゲームをする上でコントローラはかかせません
(僕は足用コントローラも欲しいですが、それはしばらく待ちましょう)
結論
なので、今からVR用アプリを作りたい方には、
1. Daydream向け
2. PC向け (OculusやVive)
このどちらかで開発することをおすすめします!!
今後の記事ではDaydream用アプリの作成方法を紹介していくつもりです