Google Daydream for Unityの開発環境を整える
Google DaydreamはAndroidとiOS(主にAndroid)向けのVRプラットフォームです。(2016年秋に公開予定)
Daydream開発のためにGoogleは
①ヘッドセット
②コントローラ
③アプリ
の3つの開発に取り組んでいるらしい。すげーな
特にコントローラが統一されるのは開発者としては非常に嬉しいんです。Cardboardは画面タップしかできないから制約が大きい。。
おそらくDaydream向けアプリはGooglePlayやAppStoreで簡単に公開できるようになるだろうから、最も普及するプラットフォームになると期待して手を出してみます!!
Daydream用アプリの開発にはadb、Unity、Xcodeが利用可能みたい。けれどUnityが一番慣れているしなんとなくVR=3DだしUnityが良いっしょ!(単純)、ということでUnityで開発してみます。
三日坊主にならないようがんばるぞ!笑
それでは
https://developers.google.com/vr/unity/
を参考に開発環境の整え方をまとめていきます。
Unityのインストール
まずは各自Unityを公式サイトからインストールしてください。
※Unityは5.2.1以上のものを用意する必要があるので最新版で良いかと
Google VR SDK for Unityのインストール
以下のコマンドをターミナルで叩きます。
git clone https://github.com/googlevr/gvr-unity-sdk.git
インストールすると以下の階層構造になっています。
gvr-unity-sdk ┣ GoogleVR ┃ ┣ DemoScenes ┃ ┣ Prefabs ┃ ┣ *** ┣ Samples ┣ GoogleVRForUnity.unitypackage ←これを使う ┣ LICENSE ┣ ThirdParty ┗ README.md
Unitypackageのインポート
Assets > Import Package > Custom Packageから、先ほどインストールしたSDK内のGoogleVRForUnity.unitypackageをインポートしましょう。
インポートすると、UnityのProjectフォルダ内にGoogleVRとPluginsフォルダが追加されます。
そしたらGoogleVR > DemoScenes > ControllerDemo内のControllerDemo.unityを開けば、シーンが開始します!
iOS用にビルド
File > Build SettingsでiOSを選択します。iOSビルド環境がUnityに入ってなかったら公式サイトからインストールしましょう。
対象をiOSに選択し、Build Settings の下にあるSwitch Platformを選択し、Buildを押せばXcode用プロジェクトがビルドされます。
けれどその前に、Player Settingを選択します。
そしてDefault OrientationをAuto Rotationに選択し、3つほどチェエクを外します(下参照)。これをやらないと、画面サイズが変なことになります。。
そして本来はさらにOther Settings 内のBundle Identifierをうまいこと設定しないといけないんですが、Storeに公開しないならデフォルトのままで良いです。
そしてBuildを押します。これでXcode用プロジェクトが生成されるはずです!
iOSデバイス上で動作
先ほどできたプロジェクトに*.xcodeprojectがあるので、それを実行します。(もちろんXcodeで)
そしてビルド対象を自身のiOSデバイスに設定し、ビルドすればデバイス上にアプリケーションが生成されます。
これで無事にiOS実機デバッグが完了しました!
Androidビルド
Cardboard用アプリをAndroid端末向けにビルドするのは簡単です。
しかしDaydream用アプリを動かすには、AndroidNの入った端末(ディスプレイ機)とKitkat以降のAndroid端末(コントローラ機)が必要です。当然この2機種はbluetoothでつなげるので
https://developers.google.com/vr/concepts/dev-kit-setupを参考にすればできますが筆者はAndroidNの入った端末を持っていないので、今回の記事では触れないでおきます。
残念ですが、Daydream用アプリ制作はひとまず置いておいてCardboard用アプリ制作を行います!